劣化対策について

  •  柱や梁などの構造躯体が少なくとも75年〜95年程度(3世代)継続して使用で
  •    きる措置が講じられている必要がある。
  •   床下点検口、小屋裏点検口の設置
  •   品確法の劣化対策等級 等級3
  •   点検のための床下有効高さ330o以上            など

 劣化対策の内容

  •  一戸建の新築木造住宅の場合
  •   軸組みの防腐・防蟻処理(地面から1m以内の部分)
  •    ・外壁:通気構造
  •    ・柱 :耐久性の高い樹種を使用(ヒノキ、ベイヒバ、ベイマツ等)、または薬剤処理
  •    ・柱以外の軸材:耐久性の高い樹種を使用、または薬剤処理
  •    ・合板:構造合板を使用し、薬剤処理
  •   土台の防腐・防蟻処理
  •    ・耐久性の高い樹種を使用、または薬剤加圧注入材(K3相当以上)
  •   浴室・脱衣室防水基準
  •    ・浴室はユニットバスを使用
  •    ・脱衣室は防水上有効な仕上げ(ビニルクロス、CFシートなど)
  •   地盤の防蟻処理
  •    ・ベタ基礎、または布基礎と一体のコンクリート、もしくは防蟻に有効な土壌処理
  •   基礎高さ
  •    ・400mm以上
  •   床下防湿・換気
  •    ・床下防湿として、厚さ60mm以上のコンクリート、または厚さ0.1mm以上の
  •     防湿フィルム設置
  •    ・床下換気として4m以下ごとに300cuの換気口設置、または基礎1mごとに
  •     有効面積75cu以上の換気スペンサー設置
  •   小屋裏換気
  •    ・小屋裏換気を規定の有効換気面積以上行うこと
  • 妻換気の場合

    天井面積の1/300以上 
     
     軒裏換気+小屋裏換気の場合

    給気口…天井面積の1/900以上
    排気口…天井面積の1/900以上
     
     軒裏換気のみの場合

    天井面積の1/250以上
     
    軒裏換気+棟排気の場合

    給気口…天井面積の1/900以上
    排気口…天井面積の1/1600以上